*9が指定したカプ・シチュに*0が萌えるスレPart15
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@801板
449 名前: 風と木の名無しさん [sage] 投稿日: 2009/02/25(水) 21:27:57 ID:s/qpb4tFO
大好きだからさようなら
450 名前: 風と木の名無しさん [sage] 投稿日: 2009/02/25(水) 23:38:27 ID:XT1D1mPa0
「俺は好きだよ、うん、好きなんだけどさ」
ぎくりとして振り返ると、俺が好意を寄せている男がぼんやりと呟いていた。
その目は妙に真面目で、俺は意味もわからないままドキドキしてしまった。
「大好きなんだよ」
そう言うと同時に目が合って、思わず目を見開いてしまう。
大好きとは、どういう…
「本当に大好き。大好きだから」
間違いなく俺を見て言っている。ということは、その、俺のことが…ということか?
だったら俺は拒まないし拒むわけがなくむしろ大歓迎というかその、
「でもだからこそ…さよならしようと思うんだ」
…え?
「さよならした方がさ、いいんだよ。絶対。」
ちょちょちょちょっと待て、それは一体どういうことなんだ。どうしてそうなる。
俺はずっとお前のことが好きでだな、それでお前も俺のことが好きで、それでいいだろ。
「…どうして、そうなる?」
体の震えを抑えながらやっとのことで訊くと、そいつは唇を尖らせて、だってさ、と呟いた。
「ためにならないよ。俺のために。だって甘いんだもん」
甘いって、そりゃあ俺はお前に甘い自覚はあるが、表に出さないようにしてきたのに。
「だから今日限りでさよならだよ。俺も子供じゃないんだしさ」
そんなのはないだろう。
ずっと一緒にいたのに、さよならなんて。
心が勝手に騒いで、気付けば俺はそいつを抱きしめていた。
好きだとかさよならだとかいう一連の言葉が
大好物の苺ショートを指してのものだと俺が知るのは、もう少し先になる。
2009年02月26日
大好きだからさようなら
posted by moge at 23:27
| Comment(13)
| 801
これはこれでありか?
ハッピーエンドなのは好きだ。
でもお前は笑わなかったよな。それどころか会うたびに、何かしら甘いもの持ってきてくれたっけ。
「たまたま!近くに行く用事があったから!…それで買っただけだ、礼とかは別にいい」
そう言って渡された手土産がいわゆる『お取り寄せランキング1位』のやつだったときは、ふき出すのをこらえるのが大変だった。
…でも、それ以上に嬉しかった。そしてどきどきした。
これだけしてくれるその理由が、もしかしたら俺と同じなんじゃないかと思って。
でもな、でもなー、お前臆病すぎる。これまでにいっくらでも手を出す機会があったはずだろう?そうだろう?ガツンと奪って欲しいのに、お前はただ甘い視線で俺を見るだけの毎日。
いくら甘いものが好きだからって、いい加減俺の我慢は限界だ。だから俺の最愛の、苺ショートに別れを告げることに決めたんだ。
(お前が今日持ってきたのが苺ショート以外だったら、それと別れることになったんだろうけど)
だけど、最愛のケーキと別れることになっても悔いはない。それだけの犠牲はあったよ、だって俺は世界で一番俺に甘いものを手に入れた。
ぎゅうぎゅうに抱きしめられながら、あまりの幸福に目をつぶる。
そんなわけだから。…大好きだけどさようなら、苺ショート。
やおい乙
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