俺が嫌

喪女にそんなことすると惚れちまうだろうがー!29
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10 名前： 彼氏いない歴774年 投稿日： 2008/02/27(水) 23:39:40 ID:/1RI2bVT

中学が一緒だったバスケ部のイケメンAとの話。

Aの学校と私の学校は近くて、帰りのバスとかで一緒になることが多かった。
ある雨の日、私は傘を忘れて雨にうたれながらバス亭でバス待ちをしていた。

別に雨に濡れるのは嫌いじゃなかったし、
私は特に気にすることなくボケーッと立っていたんだが、急に雨が止んだ。

え？と思って顔を上げると隣にAが黒い傘を広げて立っていた。

高校一年･･･バスケ部のエース級・私の高校にもファンが
いるようなイケメン･･･誰かに見つかったら恥ずかしいだろうに･･･
そう思った私はAから一歩離れた。

「もう濡れちゃってるし、もうすぐバス来るから平気。ありがとう」

私がそう言うと、Aは少しムッとした表情で私に一歩近付いた。

「あのね、B(私のこと)が濡れてるの、俺が嫌なの。
　俺と一緒が嫌だったら傘貸すから」

あんまり断るのも失礼かと思って大人しくバスが来るまで同じ傘の下。
次の日から私は校内のAファンに状況説明を求められて大変だった･･･

あの頃は何とも思ってなかったが
ここから恋が始まっておかしくないだろうに私って奴は･･･！