495 :風と木の名無しさん:2007/06/22(金) 10:01:53 ID:wV7YqQmX0
必ずお姫様になると心に決めていた幼稚園の頃、
カーチャンに乙女の心得みたいな本を買ってもらった
どう見ても子供向けの、お姫様っぽい衣装の
金髪立て巻きロールの女の子が表紙のハードカバー。
中身はリルケやらゲーテやらの詩がいくつかと
レディになるための立ち振る舞い、みだしなみの基本、
お洋服や小物の選び方、花の選び方などなど
そして花言葉とか宝石言葉、ラブレターの書き方、
返事の書き方までが書いてあったと記憶している。
その本はあの頃の私の愛読書であり教本だったので、
その当時にしても昔っぽい印象の本だったけど
書いてあることをそのまま実行していた。
さぞかし時代がかった振る舞いの気持ちの悪い幼児だったろう。
しかし、今思うと取り入れる箇所を選べば結構いい事も
書いてあったような気がするんだよなあ。
どこにいったかなあ、あの本。今更だけどものすごく読みたい。
挨拶の時に
「ご機嫌麗しゅう」
とかか?
昔の少女漫画雑誌、そんな感じだった。
シャツをわざとシワシワにして着る時、
前立ての部分にだけ軽くアイロンを掛けて
「これはお洒落の皺なんですよ、
だらしない格好じゃないんですよ」と
アピールしましょうとか。
ワッシャー加工なんて言葉のない時代だ。
痛かったよ。
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