だから知らなかった

修羅場中の珍事【10】
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206 名前： 修羅珍 [sage] 投稿日： 2007/07/31(火) 11:12:31 ID:D1yFzyEV0
朝起きたら、ハラシマなんてどーでもいいですよ　な気分になっていた。
だからもう諦める事にした。華麗に潔く。

そしたら突然やる事がなくなってしまったので、
リビングに転がって愛犬（大型）とプロレスごっこして遊んだ。

わんちゃんの突進を思い切り受け流し、
わんちゃんはそのまんま鏡台にどしーん

その勢いで隣のクローゼットが開き、中からどさどさと何かが落ちてきたが、
わんちゃんは丈夫なのでそれしきのことでは痛くも痒くも無いと鼻息荒く
再び突進してきた。

私はそれをモロに受けてしまった。

ぶっとんだ私をビックリしたわんちゃんが心配気に覗き込んできたが、
私はそのときそれどころではなかった。

私の目はクローゼットからこぼれ出た本の山に釘付けだった。

クローゼットは母の所持品で
母以外その中に何がしまってあるのかなんて知らない。
たまに開けることがあってもそんな奥まで覗かない。
家族の中での暗黙の了解だったのだ。

だから知らなかった。
母がﾎﾓｴﾛｶﾞﾁｭﾝな同人誌をむっちゃたくさん持っているなんてことは…

+.゜ヽ(･∀･)ﾉ゜+.゜

諦めたハラシマにもういちど立ち向かってくる。雄忍。