2007年03月28日

甘い予感

人に言えないような恥ずかしい妄想を書き込むスレ2
ttp://human6.2ch.net/test/read.cgi/wmotenai/1173103230/l50

147 名前: 彼氏いない歴774年 [sage] 投稿日: 2007/03/24(土) 10:22:46 ID:iY9VFOaq

妄想投下


片思いしていた憧れの先輩に婚約者がいる事を知って、
先輩があまりにも幸せそうに婚約者の話を聞かせてくれるから、
その穏やかな表情に諦めるしかないんだって悟った夜苦しさに
私は泣いた。

泣いて、泣いて、泣いて。

次の日私の泣き腫らした顔を見て、
突然家に遊びにきた幼なじみの男に「ひでぇー顔」ってからかわれた。

「馬鹿だね、先輩がお前なんか相手にするはずないじゃん」

ソファーに、何故か私と並んで座った幼なじみが
唐突に話題を切り出してきた。

デリカシーのない奴め。
知ってて直球で来るか。

「…ほっといてくんない?
 今はアンタなんかと喧嘩してる気力がないの」
「それだけ言い返せれば充分だろ」

フンと鼻を鳴らした私を面白そうに覗き込んでくる。

「女の子が泣いてるんだよ?
 男のくせに慰めるくらいできないの」
「自分で女の子とか言うなよ、寒いぞ」 
「あーもー、いちいち腹立つね、アンタって男は。あのねぇ」 

いくら昔からの仲で気心が知れてるからって、
こんな時くらいもっと違った対応できないのかね。

私が声を荒げようとしたら

「…例えばどんな?」 
「…え?」 

急に幼なじみの声のトーンが変わった。 

「例えば、どんな風に慰めて欲しい…?」 
「え…と」 
「失恋して顔を泣き腫らした女の子を、
 こういう時男は、どう慰めればいい?」 

まさかこんな事聞かれると思わなかった。 

ビックリしながらも幼なじみの顔を見上げると意外にも真剣な顔で。 
いつもみたいに揶揄してるような様子だったら私は怒っていたかも
しれない。 

珍しく真面目な顔している男に、
なんだか逆にイタズラ心が芽生えてきた。 

よし、困らせてやろ。 

慌てふためく幼なじみを想像したら
ちょっとだけ失恋の痛みが和らいだ。 

「…抱き締めて、頭なでなでしながら、甘〜い声で」
 
頑張ったな、って…と言い掛けたところで腕を捉まれ。 
気が付いたらがっちりとした腕に拘束されていた。
固い胸板に押しつけられるような体勢。 

抱き締められてることに一瞬遅れて気付いた。 

「ちょっ、何して──」 
「頑張ったな」 
「!!」 

低めの甘い声に脳が痺れそうになる。
幼なじみのこんな声、始めて聞いた。 

筋張った大きな手に優しく頭を撫でられ、
そのあまりの心地よさに胸がきゅんとなる。 

「頑張ったよ…お前は…」 
「…頑張って…ないよ…」 

ただ泣いただけもん。
先輩に想いを伝える勇気もなかった。 

「先輩の前で泣かなかったじゃん」 
「それ…は…」 
「ムリして笑顔作って、皆の前でも明るく振る舞ってた…」 

気付いてたんだ。 
他の誰も気付かなかったのに…。 

「お前はよくやったよ」 

やめて…。
また泣きたくなる。 

「泣けよ、俺の前では」 

アンタって、心読めるの…? 
涙がじわりと滲んだと思ったら、堰を切ったように次々と溢れてきた。 
昨夜一晩中泣いたのに…まだ枯れてなかったんだ、私の涙。 

あまりに温かい胸の中で、私の涙を吸った部分の、 
幼なじみの服が色を濃くしながら冷たくなって行く。 


148 名前: 彼氏いない歴774年 [sage] 投稿日: 2007/03/24(土) 10:24:20 ID:iY9VFOaq
続き


「落ち着いたか?」 
「う、うん…」 

しばらくして漸く泣きやんだ私は、
隣に座る幼なじみと視線を合わせられずにいた。 

だって、なんだか気恥ずかしい…。 

二人を包む雰囲気がいつもと違いすぎる。 
ふいに幼なじみが私の方に手を伸ばし、 
男にしては綺麗な長い指が目元付近を撫でた。 

心臓が跳ねる。 

「…だいぶ泣いたな」 
「ど、どうせまたヒドイ顔とか言うんでしょー」 
「そうだな」 

フォローなしかよ。 
……ドキドキして損した。 

「お前のそんな、ひでぇ顔を可愛いと思う男、俺くらいだろうな」 

…は? 

「え…、それって…」 

どーゆー意味?聞こうとしたら、また抱き寄せられて 

「だからさ、泣きたい時は俺だけの前で泣けよ」 
「何…」 
「いつでもこうやって慰めてやるから…さ」 

思わず頬が熱くなる。 
先輩に失恋したばかりなのに、現金かな私…。 

「いつでも?」 
「いつでも。」 
「………いつまで?」 
「── 一生。俺かお前が死ぬまで」 

私の質問に対して、耳元で囁かれた答えは、 
二人の幼なじみな関係が大きく変わりそうな、甘い予感がした。 

胸の高鳴りに息苦しくなりながらも、

「先に死んじゃヤダよ」

とだけ呟いた私に目を細めたその表情は
婚約者の話をしている時の先輩に似ていた。 

愛おしい想いでいっぱいという、そんな表情。 

「…俺が先に死んだとしても、心はお前をずっと抱き締めてるから」


149 名前: 147-148 [sage] 投稿日: 2007/03/24(土) 10:27:55 ID:iY9VFOaq
長くなってスマソ
我ながらキモイキモイ
現実には男友達すらいない真性喪だよ('A`)


150 名前: 彼氏いない歴774年 [sage] 投稿日: 2007/03/24(土) 20:30:58 ID:OcT6S3MM
>>149
泣きそうになりながら萌えた


151 名前: 彼氏いない歴774年 [sage] 投稿日: 2007/03/24(土) 22:04:48 ID:8+LF4JS+
>>147-148
これはいい妄想ですねw
失恋慰めってシチュは結構ありがちだけど何度見ても悶える
やっぱり男の秘めた片思いが爆発する瞬間はいいものだお


152 名前: 彼氏いない歴774年 投稿日: 2007/03/25(日) 01:10:18 ID:mOY6syAG
>149、いいっ!!
微妙な関係の二人の、微妙なドキドキ感が。
「ただの友達から異性へ」の移り変りが萌える。



コミック:妄想カタログ


posted by moge at 16:01 | Comment(11) | 妄想


この記事へのコメント
  1. (;^ω^)
    Posted by s at 2007年03月28日 16:55
  2. 喪女たちは知っているのだろうか
    男たちにとって失恋慰めはやるチャンスでしかないことを…
    Posted by at 2007年03月28日 17:34
  3. ↑そうかなぁ?とマジレス
    Posted by at 2007年03月28日 17:50
  4. イイハナシダ…妄想かよ!
    Posted by at 2007年03月28日 18:05
  5. ※2
    据え膳すら喰わない俺に謝れ、人間のクズめ。
    人の不幸を喰いモンにする奴は氏ね。
    とマジレス

    いちいち萌えポイントを冷静に観察できる胆力に脱帽
    Posted by at 2007年03月28日 19:36
  6. (´・ω・`)
    Posted by   at 2007年03月28日 22:25
  7. 先日「オレが死んだら幽霊になってもいつもそばで守ってあげるよ」と言われました。

    妄想彼氏に・・・。
    Posted by at 2007年03月29日 02:56
  8. きもい
    Posted by at 2007年03月29日 12:45
  9. キュンときてしまった。

    つか、妄想でもこうやって共感を得られるように
    形にできるってのはすごいよなあ。
    Posted by at 2007年03月29日 14:33
  10. 妄想彼氏の幽霊が見え始めたら、流石に精神病院行ったほぉがよいよ。 テカ、死んだ奴の事は忘れて俺ん所来いよ。
    Posted by at 2007年03月30日 06:12
  11. 小説にすれば売れるんじゃね?
    Posted by at 2007年07月23日 14:02
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