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@喪女板
121 彼氏いない歴774年 sage 2012/02/19(日) 02:26:02.13 ID:E6afzlv7
魔力が存在する世界。森で白銀の狼と二人(?)で暮らしている妄想。
基本的には自給自足、しかし主人公は薬草についての知識が豊富なので
たまに調合しては街に売りに行き、狼の好物のリンゴを買って帰る。
狼との出会いは、主人公が住んでいる家の近くに怪我を負って倒れていたのが最初だった。
警戒心剥き出しで手当てをさせてくれない狼に、調合した薬品と綺麗な水、包帯を
用意して狼のそばに置いて家に入った。
それでも心配でチラチラと窓から狼の様子を見ていたら、狼が小さく遠吠えし、
家のドアまでやってきてガリガリやってくるので家にあげ、手当てをする。
狼とは言葉が通じ、急速に仲を深めていく。
それから早幾年。
いつものように街に薬を売りに行った主人公が帰ってこない。
狼は心配になり、森中に響くように遠吠えする。「主人公、どうかしたのか?」
人の主人公は狼まで届くような声は出せない。返事がないのは当たり前だ。
だが、野生の勘というのか、なぜか胸騒ぎがし、主人公を探しに行く狼。
主人公は誘拐されていた。主人公の作る薬は質が良く、
その腕を買った貴族がうちで働かないかと持ちかけるが、断られる。
金を積んでも首を縦に振らず困ったように笑う主人公に痺れを切らし、誘拐したのだ。
驚くべき嗅覚で主人公の場所を突き止める狼。
しかし厳重な警備に中に入ることができない。
それを知った主人公は脱出しようとするが、貴族に見つかり屋敷の奥で監禁されてしまう。
主人公は叫ぶ。「狼、私はここにいるわ」
主人公の声をキャッチした狼はにんまりと笑う。主人公さえいれば、誰も私に敵うものはいないと。
狼は俊敏な動きで警備員を翻弄し、中に入る。待ち受けるのは百はいるだろう警備員。
それでも狼は怯むことはなかった。
彼は聖獣。輝く白銀と紅蓮の瞳を持つ神に祝福された獣。
守るものができた狼の本気に警備員が敵うはずもなく、主人公の元へ向かう狼。
「来てくれると思ってた」
微笑む主人公。
「当たり前だ。さあ家に帰ろう」
狼は主人公へ擦り寄る。
主人公は足を鎖で繋がれていた。それを無理やり力で引きちぎる。
自由になった主人公は再び脱出するために立ち上がるが、そこに貴族がやってくる。
「随分派手にやってくれたね。獣ごときが騎士(ナイト)気取りかい?」
人間の言葉を理解できる狼。しかし、狼の言葉を理解できるのは主人公だけ。
主人公は狼が腸が煮え繰り返るほど怒っているのがわかった。
「私は狼と共に帰ります。そこをどいてください」
「それは出来ない相談かな。僕は君が欲しい。
君は自分の価値に気付いていないんだ。
君は凡人がどれだけ努力しても持ち得ないものを持っているんだよ」
「私の価値は自分で決めます。
私は狼と共に生きると決めています。狼がいない生活など考えられません」
口調は穏やかだが、ピリピリとした雰囲気が漂う。
不意に貴族がゆるゆると口角を上げた。
「タイムオーバー、君の負けだ」
貴族の声と同時に大量の警備員が主人公と狼を取り囲む。
「僕がなにもせず話していると思ったかい?
残念だったね、君は僕を見くびりすぎたのさ」
「……いいえ、見くびっていたのはあなたの方だわ」
主人公の目が赤に変わる。狼と同じ紅蓮の色。
聖獣とシンクロしたときに起こる現象だ。
シンクロすれば聖獣の能力を人間も使えるようになる。
元々膨大な魔力を所有し、狼と親密な関係にある主人公にとって、
狼とのシンクロは容易いものだった。
「狼ごめんね、ちょっと力を貸して」
「構わない」
狼は主人公にだけに理解できる言葉で言う。
「さっさと片付けて帰ろう」
二人の連携プレーは大したものだった。
シンクロにより身体能力は上がったものの、戦いに慣れていない主人公は
狼をサポートする役に回り、狼は持ち前の強さで警備員を倒していく。
数が多く少し手間取ったものの全てを片付けた二人は、
部屋の隅で小さくなっている貴族を一瞥する。
「『強欲は身を滅ぼす』という言葉、知っておいたほうがいいですよ」
二人は屋敷を出、家に帰る。
「狼、助けにきてくれてありがとう」
「当たり前のことをしたまでだ。礼には及ばない」
「ふふっ、言うと思ってた」
主人公は狼の美しい毛を梳かしながら、柔らかく笑った。
私達はまるで磁石のように引き合う。
大切な狼の存在は弱点じゃない。彼がいるからこそ強くなれるのだ。
それはお互いに。
とりあえず怪我した狼探してくる
ああ、栗だな
いやけど白狼っていいよね
昔NHK教育でやってた「雪の女王」ってアニメに、かっこいい白狼が出ててすごく良かった
こいつは上級者だぜ!
このまま目を覚まさずに突っ走って欲しい。
もしくは、戦闘能力は狼だけに縛ってて欲しかった
妄想じゃなく、SSとしてだったらの話だけど
なんにしても厨二病www
行き過ぎず、抑えすぎずのいいバランス
こういうの好きだ
自分も子供の頃こんな妄想よくしてたわ…
作品に昇華してくらたら買うわ
と思ったらみんな言ってるw
ほんと形にしてくださいお願いします
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