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@801板
651 名前:風と木の名無しさん[sage] 投稿日:2010/12/22(水) 22:04:39 ID:Mo/nRjX+O
鍋焼きうどんが恋しくなる季節皆様いかがお過ごしでしょうか
鍋焼うどんもいいけど普通の焼きうどんもいいよね!ってことで
初めて目があった瞬間わかった。
間違いようがなかった。だってずっとずっと―
「うどん、どーしたんだよボーッとしてよー」
「別にー。オレだって昔のこと思い出したりすんの」
「えーなに昔の女ー?」
人参やキャベツがピーチク騒ぐのを聞きながらオレはまた昔に考えを馳せる。
焼きうどんになってからオレは変わった。
以前は真っ白でひょろっちかった体も小麦色に焼け、多くの具材をはべらす毎日。
どんぶりのなかで一人ポツンとしていた素うどんのころとは違うんだ。
それなのに。
652 名前:風と木の名無しさん[] 投稿日:2010/12/22(水) 22:06:08 ID:Mo/nRjX+O
「おいあれ見ろよ」
そう言った豚肉の視線の先にいたのは鰹節だった。
「あの人ってさー後から入ってきて無口だしなに考えてるのかわかんないよねー」
「あんなひょろひょろの体恥ずかしくねーのかな」
「やだもーうどんったら!」
「マジうける」
こちらの嘲笑が聞こえているのかいないのか、
鰹節はいつもと同じように柔和な笑みを浮かべていた。
その姿になにかが痛む。
オレは鰹節を知っている。
素うどんだったころ一人孤独に耐えるなか、唯一の救いがダシのなかに香る彼の存在だった。
実際に会ったことはないけれどいつも彼の香りに包まれていた。
何度も、何度も彼を思った。彼の姿を想像した。
彼だけが救いだった。
しかし素うどんの自分には彼に会うことはかなわなかった。
それが、こんなふうに対面することになるなんて。
653 名前:風と木の名無しさん[sage] 投稿日:2010/12/22(水) 22:08:36 ID:Mo/nRjX+O
「あんた新入りなんだって?」
うるさいツレたちがいない時を見て声をかける。
「はい、鰹節と申します」
近づくとあの香りがする。長年の想い人がそこにいる。
オレに気づかないんだろうか、それともオレのことなんて覚えてないんだろうか。
「なんかあんたパッとしない感じだけど普段はなにしてんの」
顔が、見れない。
「はあ、普段から様々な料理に使われてますので、これというものも・・・」
「じゃあなにか、オレが誰かもわからないか」
「すみません」
そうだ、当たり前だ。会ったこともないんだ。
知るはずがない。オレがどれだけ焦がれてたって。
そうだ、そのはずなのに―
「すみません。なにかお気にさわりましたか。」
鰹節が不安そうに尋ねる。
香るのはあの香り。
焼けつくような熱が体に宿る。
「もういい、オレの上で踊れ」
終
萌えが一気に吹っ飛んだww
かわいすぎる
やめろwwwww
米2、8…!
ダバダバ吹いたww
鰹武士かわいいよね…!
そんな鰹節に萌えた私が通りますよ
ちょっと一緒にダバダバしてくる
おお!おぬしわかってるなぁ〜ダバダバ
モエモエにあこがれていた子供時代w
┌、 | || /|ヽ
ト、\ | | | ,r───-、 | | //ト、
\\ヽ!| | / \ | / / //
\__Lレ' ∨// /
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|/⌒ヽ、, 、、_/⌒! ├、
∧─┰ ─┰ /ヽi
Y r‐、_r─-、 レ' はあ、では失礼します
| i(lllllllllllllllllllト、 ノ
\ ,イ´
┌──-、 `ー‐ァ‐─-' `十──---、
`ニニ_ \ /\ ノ | \
`T ヽ/\ ヽ/ ├──‐‐ヘ \
ヽ ヽ/ | \ \
\_____,/ | し、_ノ
r─‐┤ ト、
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////川i ii iミヽ
/ヾレ巛巛川川川川川川リリリ!
| 、/`ゞW人八从川川リリ
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小ヽ、 | \ ヽ
ト、′〈 ヾ、ヽ `ー、
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