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@801板
709 名前:風と木の名無しさん[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 11:05:44 ID:nft8+5r7O
震える手で頬に触れた
710 名前:1/2[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 13:46:51 ID:7c0oeDCe0
たぎったので萌え語り失礼します。
3パターン思いついたので全部投下。
1.拾われた子犬パターン
家族or幼馴染親友なんかに裏切られた少年が公園の片隅で寒さに震えていたとき
眼鏡が似合う優しそうなおじさんがたまたま通りかかって驚きながら
「きみ、どうしたんだい。そんな格好でいては寒いだろう」
と近づいてきて少年の手をとる
少年は手をふりはらう気力もなくされるがままに脱力していて
おじさんの方はとった手が血の気がうせるくらい真っ白になって震えているのに気付いて
とにかく温めなければ!と思うけど、自分は手袋をしていたので
唯一肌が露出していた自分の顔、というか頬に少年の手を無理矢理おしつける
突然のぬくもりに少年が驚いて見上げると「こんなに冷えて……」と
自分のことでもないのにつらそうな顔をしたおじさんがいて戸惑う
当然そのあとは独身貴族なおじさまが少年をお持ち帰りしてお風呂で温めてあげるコース
711 名前:2/2[sage] 投稿日:2010/10/01(金) 13:47:40 ID:7c0oeDCe0
2.自分は汚れているからパターン
過去のことを何も聞かずに雇ってくれた主のため
人知れず邪魔者を屠ってきた従者だが、ある日それが主にバレる
主に嫌われるのを恐れ距離を失踪しようとする従者に
「そんなのは薄々気づいていた。気付かぬほど俺が無能だというつもりか
知っていても、お前にそばにいてほしかったのだと、いわねばわからないのか」
と告げられ動揺するも
「私の手は汚れています。あなたにはふさわしくない」
「俺にふさわしいやつは俺が決めるし、お前の手が汚れているかなんて関係あるものか」
「汚い手であなたに触れるわけには」
「汚れがうつるものか。たわけ。それに気づいていてとめなかった俺も同罪だ」
「しかし」
「うるさい。命令だ。俺に触れ」
できません!俺の命令がきけないのか!という紆余曲折がありつつも
おそるおそる手を伸ばして主の頬に触れる従者と、触れられた瞬間微笑んで
「ほら、何を恐れることがある」
とかいっちゃう主と一生涯彼につくした従者の話
3.死ぬ間際パターン
戦場で。あるいは事故に巻き込まれて。もしくは災害のさなか
愛しい人の、しかし愛しいという気持ちはついに告げられなかった腕の中で
涙をたたえて「死ぬな!」と叫ぶ彼をみていいようのない満足感と
泣かせてしまった後悔を抱えながら
もはや声を出すことも叶わない身体を叱咤して腕をのばし
彼の頬に流れる涙をぬぐう
意識が途絶え、手から力が抜けるまで何度も
出すことのできない声のかわりに、溢れる涙をぬぐいつづけた
数年後空に微笑む一人の青年が…
というか、2→その後3の流れになると最強に好きだな。
死ぬのは従者の方で。
命を救われた恩に、独身貴族の仕事&プライベートで
邪魔になるものを次々と排除して……って感じが萌える。
謝る必要無し。ありがとうときめいた。
拾われた子犬は、孤児だった。
一番初めの拾い親は、とある組織の大ボスで、彼を暗殺者として育てた。
彼は、人並みの幸せを知らず、そんな物があるとも気づかない世界で生きてきた。
ただ、それでも、大ボスだけが親であり、尊敬して仕えていた。
が、とある事件で、彼の今までの世界が崩れ去る。
今まで信じていた物は砂のように崩れ去り、
彼は酷く不安定な精神状態のまま、
裏切られた思いを、大ボスにぶつける。
それでも、かすかに残った情が大ボスに致命傷を与えなかった。
彼はそのまま雨の中を逃げ、公園の片隅で
ただ濡れるに任せる所、独身貴族に拾われる。
独身貴族は、彼に何も望まない。
何も望まずに「ありふれた日常」と「愛」をくれる。
その事に困惑しつつ、彼は彼にできる「恩返し」を繰り返す。
(大ボスからの魔の手や、大ボスが独身貴族に向けた暗殺者とも戦ってるといい)
彼は、触れられた事が無いから、触れられる事を嫌がる。
(困惑しているだけなのだが、独身貴族には拒絶に見える)
なので、独身貴族は彼に触れないし、貴族の愛情は子への愛情であり、プラトニック。
ただ、時折、「彼」が、独身貴族に触れようとして、止める事がしばしば。
「ほら、触れても何も壊れはしない」
ゆうるりと微笑んで、大きな手が、彼の柔らかな髪を撫でた。
3は、自分の因縁に巻き込まれた独身貴族を救い出して、
満足して死ぬといいよ。
愛して愛して止まなかった独身貴族と、関係は結べなかったけど、
それでもこんなに泣いてくれるなら、と満足しつつ、
一欠けらの罪悪感を胸に、目を閉じればいいよ。
独身貴族は初老入ったオジサマでお願いします。
ご馳走様でした。長文失礼でした。
主従であり、親友でもあった二人が死別したあとで、残された方が相手を想ってずっと独身貫いてて
もうおじさんと呼ばれる年齢になってから数年、偶然出会った少年を拾う
主従であり親友だった二人は互いを大切に思っていたし、それを両方とも気付いていたけど
その気持ちを告げることは最後までなくて、恋人にはならなかった
それでも死んだ相方に操をたてていたのに、拾った少年の真っ直ぐな感情表現に揺れる苦悩とか萌える
まさか自ジャンルが出てくるとは…
ありがとうありがとう
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