チラシの裏@801板 二百五十二枚目
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@801板
167 名前: 風と木の名無しさん [sage] 投稿日: 2010/02/03(水) 01:57:41 ID:4O/fGLSfO
「どうしたんですか、明井さん。
そんな余裕のない顔、見取野さんが見たらどう思うでしょうね。」
「黙れよ新入り。勝手にひっかき回していきやがって。」
「ひっかき回す?オレが見取野さんと仲良くして、それがどうして
『ひっかき回す』ことになるんでしょうかね。明井さんには何の不利益もないでしょう?」
「……。……大体、あいつのどこが良いんだよ。
あんな、すっとぼけてばっかで何考えてるかも分かんねーような奴」
「俺の前では素直ですよ。」
「忘れ物ばっかでだらしねーし、食い方きたねーし、とっくに声変わりしてるってのに
顔は女みたいに丸くて、あの垂れ目だって気味が悪いったら 「いつもそんな風に言って」
「っ」
「周りの人間を遠ざけていたんですか?」
「違「それとも」
「『あのブドウは酸っぱいに違いない』と、届かない自分を正当化していたんですか?」
「……おい。さっきから何抜かしてやがる。俺は……」
「俺は?あんな奴のこと微塵も気にしていない、とでも?
良いでしょう、あなたがそうやって、跳ぶ前からブドウを
諦めている間に、オレがあの人を頂きますよ。」
「……知らねーよ」
「余裕ですね。いっそ苛つく位。……オレね、本気出せば木ぃ登れるんですよ。
明井さんとあの人の過ごした時間だって、あっという間に乗り越えてみせます。
そうして……オレはあなたを、絶対に後悔させる。」
「…………」
「それじゃ、見取野さんと用事があるんで」
「……」
とは言ってもきっときつねとたぬきはくっついちゃうんだ。
結果的にカレーの存在が二人の距離を縮めてしまう。
ほんとは、カレーだって二人がいつかそうなってしまうことを心のどこかで分かってる。
でも、だからこそ、いつまで経っても煮え切らない二人に苛つくんだよ。
二人がくっついてしまうのは辛い、だけどいつかその辛さを味わなければならないなら、
猶予なんていらない。一思いに自分の胸をついてほしいと思ってる。
それで、そんな焦燥が、カレーをひとりでに自滅へと向かわせてるんだ。
切ない。切ないよカレー。
がんばれ……がんばれ黒い豚カレー。
2010年02月11日
…オレね、本気出せば木ぃ登れるんですよ
posted by moge at 00:30
| Comment(15)
| チラ裏
豚もおだてりゃ木に登るー!ってアレが目に浮かんだ
途中までなんのことかさっぱりわからんかったよ…
黒×赤でFA
誤解して
なぜか赤/井/英/和/のことかと勘違いしてた
木に登ればキスくらいできるぜみたいな
とはいえ黒×赤たまらん。
豚だから木に登る
なるほど
やっぱり緑と赤にくっついてほしいですな
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