2009年12月30日

暴力的で狂気的なロボット

人に言えないような恥ずかしい妄想を書き込むスレ8
ttp://namidame.2ch.net/test/read.cgi/wmotenai/1261671259/l50
@喪女板

12 名前: 彼氏いない歴774年 [sage] 投稿日: 2009/12/25(金) 21:54:09 ID:0mtpRB5w
クリスマスで欝なので妄想に浸りたい

最近暴力的で狂気的なロボットというものにあこがれている。
時代は荒廃した未来。
数少ない人類と残された少数のロボットで生活していた。
自治も行き届かずその日を生きるだけで精一杯な未来。

そこで生きるのは知能を持つ戦闘重視として開発されたとある男性型ロボット。
だが高い戦闘能力と引き換えに欠陥構造をもっていた。
ロボット三原則も有しておらず、はむかうものは容赦なく踏み潰し、笑いながら破壊を繰り返す。
破壊そのものを自らの意思とし、喜びはそれひとつ。
その危険性が故に、周りからは欠陥品、故障品などと呼ばれ続けていた。

ある日、彼は辺鄙な場所に立つ屋敷へと入りこんだ。
目的は一つ、屋敷の主が隠しているというレアパーツを奪うことだった。
ロボットはそこに住んでいた家主を惨殺すると屋敷を荒らし始めた。

屋敷をくまなく探し、最後に地下室へと入り込む。
そこには一人の少女(ここでは喪子)がいた。

喪子は鎖につながれその場で座り込んでいた。
どうやら家主に捕らわれていたらしい。
虚ろな眼差しで正面を見つめていた。

ロボットは喪子から情報を得ようと殴る。
その場に倒れた喪子を蹴る。
ボールのようにぽんと跳ねて転がる。

喪子は顔色一つ変えなかった。
瞳は虚ろ、動作は皆無、死んでいるかと思ったが違った。
目の前にいる人間は自らの意思で機能を停止しているのだ。

ロボットは喪子に銃を向け、やめた。
その姿はまさに欠陥品。
自分自身を銃を向けているようで不快だった。

ロボットは喪子を医者に連れて行くことにした。
通常で考えればありえないことだ。喪子との出会いは、
確実に何かをロボットに与えていた。

喪子は誘拐された子どもだった。
家主から様々な虐待を受けたのだろう。
もう元に戻すのは不可能だ。医者はいった。

人であればそうかもしれない。
だがロボットには無限の時間がある。
何十年でも治療し続ければ、直るかもしれない。

それからロボットの介護生活が始まった。

「おい、起きろ朝だ」

彼なりの挨拶。
喪子は反応しなかった。
パンをちぎって口に入れるが、あごは動かず喉も通らない。
水を飲ませようと口に運んでも、あふれてこぼれるだけだった。
排泄物が何度も布団を汚した。

普通の人間ならば根を上げる作業。
それでもロボットは文句を言わなかった。当たり前だ人ではないのだから。
人が感じる苦痛を彼は持っていなかった。


13 名前: 彼氏いない歴774年 [sage] 投稿日: 2009/12/25(金) 21:55:57 ID:0mtpRB5w
毎日のように世話をした。
医者からは絶やすことなく話しかけるのが良いといわれた。
だから毎日ぎこちなく話かけ、食べ物も喉を通りやすい物を用意した。
自然の中を散歩をさせることは精神的にもいいらしい。と本で学習し、
車椅子に乗せて散歩を始めるようにもなった。

毎日、毎日続く。
人にとっては過酷な介護。
だが彼がいくら工夫を凝らしても、一方的な話を続けても、
それでも喪子は喋らない、笑わない、動かない。

ロボットも心のそこでは分かっていた。
このまま続けても、喪子が動くことはないだろう。
それでもロボットは介護をやめなかった。

喪子を起動できるようにするということは、彼にとって
自分を修理することと酷く似ていた。

初めて出会う同じ欠陥品。
ロボットにとって、初めての仲間だったのだ。

だが、彼の介護生活もやがて終わりを迎える。
彼は介護のために必要な金を、別のロボットを破壊し、その部品を売るという形で得ていた。
一体のロボットと人間がその悪評を聞きつけ彼を倒しに来たのだった。
喪子との散歩中に急襲、自然と彼らは闘う形になった。

性能で圧倒しようとするロボット。力も早さも負けていなかった。
だが、当らない。技は読みきられ、攻撃は一歩でかわされていた。
強くはないが確実に、相手の攻撃があたる。
少しずつダメージは蓄積されていた。

やがて時間がたち、ロボットは膝をつく。
仰向けに転がり天上を仰いだ。完敗だった。
徐々に力が失われていくのが分かった。

視界に、一人の少女が映る。
涙を流し、自分の頭をだいて泣いていた。
車椅子に座っていた喪子が、必死に足を引きずりながらロボットのもとまで這ったのだ。
かすれた弱弱しい声で喪子はロボットの名を呟く。

既にもう自らへの攻撃は止んでいた。
敵は立ち尽くし、哀れむ目で二人の姿を見ていた。

次第に黒くなっていく視界。
自ら顔に落ちる涙。

そのとき初めて、自分が人から愛されたことをロボットは知った。
不安定なロボットは安定を取り戻し、ゆっくりと停止した。


よし今日はこのテーマにしよう。


posted by moge at 12:24 | Comment(16) | 妄想


この記事へのコメント
  1. だから発売日を表記しろとあれほど……
    Posted by at 2009年12月30日 13:38
  2. それで、いくらかね…予約したいのだが
    Posted by at 2009年12月30日 13:57
  3. ないた。。。
    Posted by at 2009年12月30日 14:43
  4. いい話じゃないか…
    目から汁が出てきたぞ!
    ちゃんと小説にしようよ
    いや、して下さい
    Posted by at 2009年12月30日 14:44
  5. 頼む!頼むから発売日を教えてくれ…!
    Posted by at 2009年12月30日 15:53
  6. ひー、面白い。これで今日も元気になれる。
    Posted by at 2009年12月30日 17:50
  7. 信じられない…最後でじわっと来たなんて…
    悲哀的なものはいかんな心に直に来る
    Posted by at 2009年12月30日 18:21
  8. 目から汗が
    Posted by at 2009年12月30日 20:33
  9. 嘘だと言ってよバーニィ!!
    Posted by at 2009年12月30日 21:26
  10. お金を出していいレベルだろ……これ……
    Posted by at 2009年12月31日 06:20
  11. 泣いた。
    つ【2000】
    Posted by at 2009年12月31日 13:50
  12. 今年の終わりにいいもん読んだ……!
    Posted by at 2009年12月31日 23:21
  13. まだ、手にはいるかな……つ【10000】
    Posted by at 2010年01月01日 04:11
  14. 一冊の本にまとめてくれ
    金は言い値で出す!
    Posted by at 2010年01月03日 17:56
  15. 泣いた
    ロボ物はホントたまんねぇよ…
    Posted by at 2010年01月04日 08:33
  16. リアルに泣いた
    Posted by at 2010年01月07日 16:24
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