2009年12月21日

機械に関する妄想

人に言えないような恥ずかしい妄想を書き込むスレ7
ttp://namidame.2ch.net/test/read.cgi/wmotenai/1252811558/l50
@喪女板

642 名前: 彼氏いない歴774年 [sage] 投稿日: 2009/12/16(水) 01:47:48 ID:thwN3HbM
昔から機械萌えで機械に関する妄想をしている。

自ら思考し感情を持ったロボットを作るのは並大抵の努力では適わず、
それを実現するための方法として人の脳と機械を連結し人と同じ思考を持った
ロボットを作るという研究がなされた。
脳には死に掛けた女の脳を使い研究は完成した。

しかしこの喪子は何をやってもダメダメ。
戦うことも半人前、頭の回転も遅く、細かい作業をやらせれば手際が悪く失敗ばかり。
かといって曖昧な反応とはっきりしない性格の為まわりからは次第に毛嫌いされていった。

研究が成功した時には世界で既に戦争が始まっていた。
戦力重視の世の中で、大した戦力にもならないと判断された喪子は
鉄砲玉のように危険な戦場に送られる。

だが危険さが彼女の成長を高めたのだろう。100年たった頃には喪子は十分強い戦士になっていた。
最も、はっきりしない人をイラ付かせる性格そのものは変わらなかったが・・・。


そして訪れる新しい時代、ロボットと人が共存する世界、
喪子はその世界で軍隊に入ることとなる。

喪子は組織の蔵書整理の仕事をはじめた。
消極的であるが故に雑用を押し付けられただけだった。
100年たった今も、彼女の実力が認められることはなかった。
戦士としての力が足りていないわけではない。
コミュニケーション能力が不足しすぎていたのだ。
どんなに実績を持っていてもそれを上手く伝えることができない。
もたもたした性格の代償は余りにも大きかった。

喪子はそこで一人の少年型ロボット出会う。
形そのものは量産型で、他のロボットと顔の形は変わらなかった。
少年は笑顔で喪子によろしくといった。

少年も雑用を押し付けられていた。
否、それしかすることがなかった。
元は戦士だった彼は、先の大戦で損傷し論理構造に普遍の技術では
修復不能なダメージを負ってしまったのだ。

彼は目が見えなかった。
また、量産型ロボットを直すよりも、新しいロボットを作ったほうがコストも低い。
彼は見捨てられた。

この程度の損傷であれば、喪子の培った100年の技術で直せると思った。
少年の頭部に手を伸ばそうとして、やめた。

少年は優しい性格だった。
また正義感が強く人々のために戦うことが己の生きる意味としていた。

喪子と少年はすぐに友達になった。


643 名前: 彼氏いない歴774年 [sage] 投稿日: 2009/12/16(水) 01:48:50 ID:thwN3HbM

あるとき、一体の人型ロボットが暴走する。
警報が鳴り、少年と喪子含む内部のロボット達がすべて集められた。
遠征によりほとんどの戦闘用ロボットがいない状況で沈静化は不可能と思われた。
そこに唯一の戦士である喪子がロボットを沈静化させる。
これが喪子の転機だった。
その日を境に、彼女の力が認められ戦士として配属されたのだ。

戦士となった後も喪子は資料室へ通い、少年と会っていた。
今日はどこで戦った、仕事をした、という他愛もない話を少年に話す。
少年は優しく話を聞いてくれた。心を許せるたった一人の友だった。

だがある時凶悪な科学者が彼の心に漬け込んだ。
私の言うことを聞けば、再びお前を直してやる、と。
少年は拒絶し、耳を塞ごうとしたが断れなかった。
ねたましかったのだ、喪子のことが。人々のために戦うことができる喪子が。
自分も喪子のように人々を守りたかった。

その日から、喪子と少年が会うことはなくなった。

何週間かたって破壊活動を続けるロボットを止める任務が入った。
喪子が現場へ赴くとそこには少年の姿があった。
幾多ものロボットの残骸の中で少年は立っていた。そしてついに喪子にもその剣を向けた。
少年は喪子への憎悪をはいた。だが喪子は知っていった。無表情の中で苦痛に満ちていたことを。
人々を守るはずが、人々を傷つける存在になっていたことを、少年は泣いていた。

喪子はその場で少年を破壊した。
少年の亡骸を腕に抱き、喪子は泣いた。

あの時、直せたんだ。
少年を直していればこんなことにはならなかった。

そんな後悔を胸に、ロボットの亡骸を腕に抱いていた。


という妄想を布団のなかでするのが好きだ
posted by moge at 07:39 | Comment(12) | 妄想


この記事へのコメント
  1. これロボットじゃなくてサイボーグじゃないの?
    Posted by at 2009年12月21日 09:50
  2. ※1
    こまけぇこたぁいいんだよ!
    Posted by at 2009年12月21日 10:58
  3. ※1
    人間ベースで部分部分を機械化してるのがサイボーグていうイメージ
    最初から全て機械、もしくは脳や人格、思考回路を人間からインストールしてるのがロボットやアンドロイド
    ていうイメージ
    んだから、この設定はロボットだと思う
    Posted by at 2009年12月21日 11:14
  4. 全身義体だったり電脳化してる公安9課はロボットだったのか

    ボーグはどうなんだろう
    一応生体組織のこってるからサイボーグなのかな
    Posted by at 2009年12月21日 13:12
  5. 毎度思うけど

    小説とか書けばいいのに…w
    Posted by at 2009年12月21日 14:08
  6. 後のコロ助である
    Posted by at 2009年12月21日 22:14
  7. 米4
    少佐もバトーも「わずかな脳」は残されている筈だから、やっぱり一応サイボーグなんじゃない?

    それにしても つ[10000]
    Posted by at 2009年12月21日 23:47
  8. 自分の意思でなった訳じゃないからやっぱりロボットだと思う。
    士魂号に近いんじゃない?
    Posted by at 2009年12月22日 11:49
  9. AIDAとかいいよね!
    ドロレスとかいいよね!
    J.A.R.V.I.S.とかいいよね!
    Posted by at 2009年12月22日 14:39
  10. 素晴らしい話と思うけど、最初の出会いでなぜ喪子は少年を直さなかったのか説明されてないのが残念だ。
    Posted by at 2009年12月22日 23:03
  11. ↑ えっ?
    Posted by at 2009年12月23日 00:07
  12. ※10
    ちゃんと書いてあるよ…
    Posted by at 2009年12月23日 00:52
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