夢の中で超能力者になってた

どうせ喪女だし見た夢でも晒そうぜ2
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＠喪女板

872 名前： 彼氏いない歴774年 [sage] 投稿日： 2009/08/29(土) 02:19:36 ID:dRfkoaIb

夢の中で超能力者になってた
長いから分ける

私は普通に学生生活を送っていたが、
すごい潜在能力を持ってるらしく変な機関につけ狙われ始める
（何の能力者か分からない上にまだ目覚めてないという設定）

わけも分からず、事あるごとに連れ去ろうとしてくる黒服をなんとかやり過ごし続ける
だがある日デート（！）中に襲われて、彼氏（！！）が私を庇って怪我をしてしまう
軽傷ではあったが、責任を感じる私

その日を境に彼から距離を置かれてしまう
私としても彼を危険に巻き込むのは嫌だし、電話口で謝罪をしたきり会いにも行かなかった

それからも黒服は襲撃してくる
懐柔が目的なので乱暴なことはされないのだが、
私は連中に不信感しかないし普通の生活をしたいので拒絶し続ける
だがそんな意志とは裏腹に、黒服と接触するたび力は徐々に目覚めていく

ある日学校で遭遇した黒服
私は慌てて教室に閉じこもる

その時、戸越しに黒服が話しかけてきた
「無理矢理仲間にしようとしてすまない。けれど、我々には君が必要だ。
　それに、目覚めていく力は君自身をも傷つけるかもしれない。扱い方を学ぶ必要がある」
というようなことを懇々と諭される

そんなこと言われても、今まで襲われ続けたこと、
彼を傷つけたことはやはり許せない

黙りこくる私に、黒服はこうも言った
「君の恋人の身も心配だ」と

どうやら私を庇ったときに、衰弱する呪いみたいなものにかかってしまったらしい
彼が私と距離を置いたのは心配をかけないためだったんだ、と言うことに気付く


873 名前： 彼氏いない歴774年 [sage] 投稿日： 2009/08/29(土) 02:20:57 ID:dRfkoaIb
続き
私は教室の窓へ足をかけた

待て落ち着け早まるな、と焦る黒服を尻目に、
窓から飛び降りて彼の部屋へ急ぐ（覚醒モード）

久しぶりに見た彼はひどく衰弱していた
ベッドに伏せったまま、高熱にうなされるように苦しんでいる

「なんや、来てしもうたんか」と力なく笑う彼

泣きながらごめんねごめんね、と何度も謝ると
「お前のせいやない。泣くなや」といつも通り彼は優しく言ってくれる

だが、それきり気を失ってしまう彼
なんとか彼を助けたいと、私は手を取って祈る
もし私の中に特別な力があるのなら、彼を助けて欲しい
呪いを解くのが無理なら私に呪いを移してくれ、と一心に祈る

その祈りは通じ、彼の呼吸はしだいに落ち着いたものになっていった
ほっとするのも束の間、全身がひどい倦怠感に襲われる
呪いが自分に移ったことを悟り、ふらつきながらも彼の部屋を出た

這々の体で竹藪？に身を隠すものの、追ってきた黒服に見付かってしまう
「あれを自分の身に移すなんて」とすごく驚いた様子の黒服

近寄らないで、あんたたちなんて大嫌い！と叫ぶと、衝撃波が発生する
覚醒して駄々漏れの超能力

だが、それは体力が減るのを早めるだけだった
コントロールもできず力を発散するだけして、倒れ込む私

朦朧とする意識の中、近寄ってくる黒服の気配がする
ここまでか……と諦めたその時

「連れて行かせへん！」

と言う声が聞こえた
顔を上げると、ふらつきながらも助けに来てくれた彼の姿が……


と、ここで目が覚めた
みんな漫画キャラだったので、恋人役のキャラが好きになってしまったよ…
今もそいつへの愛しさが止まらない
別に特別好きなキャラじゃなかったのに！ちくしょう！！