2009年02月14日

ようやく花実の咲くときが

801と全く関係ないものを上げるスレ 3つ目
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/801/1198737602/l50

@801板

952 名前: 風と木の名無しさん [sage] 投稿日: 2009/02/11(水) 00:14:08 ID:zORJpjh70
でも流石に秋葉原のおでん缶は関係ないですよね


953 名前: 風と木の名無しさん [sage] 投稿日: 2009/02/11(水) 02:09:43 ID:8v+sQwJY0
自動販売機の中は、さまざまな飲料が各々の魅力を競いつつ、
客の指名(=購入)を待つ、いわばホストクラブに見立てることが出来ます。

そんな中で、ひとり異彩を放つおでん缶。

そもそも彼は本来のルートで店に立つことが許されず、
当初は地元系列のスーパーマーケット・酒店などの一隅で
細々と営業を行うことを余儀なくされた身でした。

やっとのことで「自販機」の一員となった後も彼は、
きらびやかな衣装に包まれ若さでアピールする新製品や、
季節ごとに装いを変えていくファッショナブルな缶たちの間で、

「お前なんかが何でここに入ってるんだよ、そもそも飲み物じゃないだろ」

と嘲弄され、白い目で見られる日々を送っていたのです。

そんな肩身の狭い暮らしをおよそ10年以上も続けていた彼にも、ようやく花実の咲くときが。

あるとき、マニアの町秋葉原に置かれ、珍し物好きの彼らの関心を引いたことがきっかけで
「ここでしか売られていない」「隠れた秋葉原の名物」として大人気に。

実際はそんなことはなかったわけですが、結果オーライですね。
かくして彼は、店の売り上げNO1となり、押しも押されもせぬ地位を築いたのでした。
今ではそればかりか、彼専用の店が建てられたり、箱単位で客の求めに応じるなど、
その人気は留まるところを知らない様子ですが、売れっ子になった今も、
初めて自分を見出してくれた相手である秋葉原の住人たちへの思いは変わることがないのです。




おでん缶 牛すじ大根入り 290g
posted by moge at 17:19 | Comment(5) | 801


この記事へのコメント
  1. 一人だけの恋人じゃなく、街の恋人なんですね。
    Posted by at 2009年02月14日 18:28
  2. おでん缶が成り上がるまでのストーリーで映画一本作れるな
    Posted by at 2009年02月14日 21:19
  3. ホストとしてうだつが上がらず、またトウもたったおでん缶(人間に例えると30代前半くらい)が
    オタク青年と出会い、ホストとしての才能を開花させていくまでの物語…
    成功すると過去を捨ててしまうものも多い中、
    おでん缶はオタク青年への恩と愛を忘れないんだね。
    Posted by at 2009年02月15日 13:48
  4. これ見てから近所の自販機に紛れ込んでいるラーメン缶とおでん缶が気になってしょうがないわ
    Posted by at 2009年02月15日 16:27
  5. サンレッドのレイジさんも売れっ子になるまではこんなんだったのだろうか。
    いや、あのもふもふさで男にも大人気なのかもしれんが。
    Posted by at 2009年02月16日 15:44
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