*9が指定したカプ・シチュに*0が萌えるスレPart13
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@801板
689 名前: 風と木の名無しさん [sage] 投稿日: 2008/10/10(金) 10:16:31 ID:lrKxLlxJ0
中年王子と老いた忠臣
690 名前: 風と木の名無しさん [sage] 投稿日: 2008/10/10(金) 13:20:43 ID:LHIS1bUu0
「懐かしいな」
目の前にいる、誰よりも何よりも大切な御方が呟いた。
彼の目は窓の外を向いている。
自分もそこへと目を向ければ、翼を大きく広げた鳥が飛んでいるのが見えた。
この御方が幼い頃より、この時期になると飛んでいる鳥だった。
「あの鳥が欲しいと言って、お前に取りに行かせたなあ」
そうだ、今でこそこの様に立派になられたが、
小さな頃は酷い我侭で一度言い出したら聞かない性格をされていのだ。
あの時は結局捕まえる事ができなくて、ぐずるこの御方の手を引いて
帰ることとなった事を思い出す。
今、私の動かない手を握る彼の手は、その頃とは似ても似つかない。
ただ、暖かさだけが同じだった。
2008年10月12日
中年王子と老いた忠臣
posted by moge at 01:11
| Comment(21)
| 801
あれもうるっときた
これですね
126 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(埼玉県) 2008/09/11(木) 01:10:31.64 ID:7GAzQSSa0
俺の近所に住んでた爺さんの話。
一人暮らしだった爺さんは子供好きで、
ちっちゃい頃の俺もよく遊んでもらってた。
ある時、爺さんの家で見た暴れん坊将軍(だったと思う)の1シーンで
老中と主役が「じい」「若」と呼び合うのを二人で真似して
俺「じい!今日も遊びに来たぞ。」
爺「若、よくぞいらっしゃいました。」
なんて呼び合って遊んでいた。
そんな関係は俺が他県の大学に進学するまで延々と続いていた。
卒業後に実家に戻ってきたら
なんと「じい」が脳卒中やって入院中だという。
さっそく見舞いに行ってみたら
「じい」はたくさんの管に繋がれてベッドに横たわっていた。
看護士の話では外界からの刺激にはなんの反応も示さない状態だと言う。
俺は「じい」に呼びかけてみた。
「じい、俺だぞ。覚えてるか?」
ダメもとのつもりだった。
・・・が、次の瞬間、閉じられていた「じい」の目がカッと見開き
そして今まで昏睡してたとは思えないようなハッキリとした声で喋った。
「若、ご立派になられましたな。」
父王が健在なんだよなー
兄王子に子供がいたりして即位の見込みのない
第2王子だったりするとより萌えるw
いいなそれ。いいな。
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