2012年06月28日

大嫌いなんて絶対言わない

*9が指定したカプ・シチュに*0が萌えるスレPart23
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/801/1323563816/649
@801板

649 風と木の名無しさん sage 2012/03/13(火) 19:12:06.87 ID:rlg6/RfQ0
大嫌いなんて絶対言わない


650 1/2 sage 2012/03/13(火) 20:41:09.19 ID:Dz1RyGUS0
明かりも灯らない部屋のベッドの上で、
一人の青年が小さなボイスレコーダーを握り締めていた。

二年前に戦争に行った恋人が帰って来た。彼は小さな白い箱に入っていた。
中身はぼろぼろに焦げた帽子とこのボイスレコーダーのみ。
本来ならば両方遺族の物になるはずだったが、録音された宛名を聞いた時点で
こちらだけ譲ってくれた。涙を見せまいと顔を真っ赤にして歯を食いしばる父親と
既に涙すら出ないらしい憔悴しきった母親の表情が、今も瞼の裏に焼きついている。


『まず最初に、帰れなくてごめん。約束したんだけどな、親父にもお袋にも、お前にも』

戦闘機の中なのだろうか、エンジン音が煩くて聞き取りづらい。
だがそこに吹き込まれていたのは間違いなく死んだ恋人の声だった。
少し甲高くて、馬鹿っぽくて、無駄に大きい声。

『お前、言ってたよな。徴兵制も無いこの国で、兵士になるなんて馬鹿だって。
 俺もそう思うよ。お袋は絶対泣くだろうし、お袋を泣かせた俺は馬鹿だ。
 でも、この国を少しでも守れたんなら、俺は後悔しない』

今までに聞いたことの無い真面目な声色だった。
きっと迷いの無い真っ直ぐな瞳で正面を見つめたまま話しているのだろう。
やたらと正義感の強い所は、死ぬまで治らなかったらしい。

『そうだ、この際だから言うが、ずっと思ってたことがあるんだ。聞いてくれ』

この言葉の後にに続いたのは、思いもよらない言葉たちだった。

『まず、俺はお前のその長ったらしい前髪が嫌いだった。
 ファッションだか知らないが鬱陶しいし、顔が良く見えねえし、
 話してるときも弄ってばっかりで聞いてるんだか分かりゃしねえ』

『それからその毒舌も。言葉がきついんだよ。 俺じゃないと誤解するだろうが。
 人に馬鹿だなんだって言うけど、お前のコミュ障っぷりも酷えぞ』

『後好き嫌いも多かったよな。
 折角分からないように色々作ってやったのにすぐに見抜きやがって。ガキかお前は』

『そうそう、お前はちょっと神経質過ぎるんだよ。
 トイレットペーパー三角に折るし、本棚並べ替えるし、
 後で使おうと置いといた物すぐ片付けるし。何で俺より俺の家に詳しいんだよ』


声が少し震えていた。
リズム良く振動を刻んでいたエンジンが嫌な音を立てている。
もうすぐ墜落すると素人にも分かる。


651 2/2 sage 2012/03/13(火) 20:43:01.14 ID:Dz1RyGUS0

『要するに、俺はお前のことが嫌いだったってことだ。
 だからお前も俺のことを嫌いになれ。大嫌いいだと言ってくれ。
 俺の最期の頼みだ。じゃあな』


録音はそこで終わっていた。


「……本当に馬鹿だな」

人が止めるのも聞かず兵士になって、母親を泣かせて、
好き勝手人の悪口を言って。ここまでの馬鹿は見たことが無い。

「そんなこと言う訳無いだろ」

二人で寝るには狭すぎたベッドも、一人で座るにはあまりにも広い。

「絶対言うものか」

最期だなんて認めない。
だから願いも聞いてやらない。

既に小さなノイズを吐き出すのみとなったボイスレコーダーを切り、青年は溢れる涙を拭った。



posted by moge at 23:59 | Comment(10) | 801

せっかく冬から頑張って生えててくれた毛なのに

女として終わったと思った瞬間37
ttp://kohada.2ch.net/test/read.cgi/wmotenai/1331644106/908
@喪女板

908 彼氏いない歴774年 sage 2012/06/04(月) 01:27:48.14 ID:IjqWHfgu
冬の間、外出するときに生足を見せることが無かったので
足の無駄毛の処理を一切しなかったら、
もともと毛が濃い体質なのでおっさんの足みたいにボーボーになった

春になってもそのボーボーを処理してしまうのがもったいなくて
レギンスやらタイツやらで決して生足を見せないように気をつけてた

でも季節的にそろそろ毛を処理しなくちゃいけなくて、
「でももしこの毛を剃ったら、私は私でなくなるのでは?」
とすら思ってしまった時にスレタイ

せっかく冬から頑張って生えててくれた毛なのに剃っちゃうなんて…
posted by moge at 23:54 | Comment(13) | もてない女

ヒッキーロード

喪女のチラシの裏256
ttp://kohada.2ch.net/test/read.cgi/wmotenai/1338535216/
@喪女板

784 :彼氏いない歴774年:2012/06/06(水) 05:03:18.12 ID:6HvRISEh
ヒッキーロード
この道 ずっと行けば
人生 オワタな 気がする
ヒッキーロード

ひとりぼっち おそれずに
ひきろうと 夢見てた
焦りを 押し込めて
引きる自分を 守っていこ

ヒッキーロード
この道 ずっと逝けば
孤独死な 気がする
ヒッキーロード

ネサフ疲れ 寝転ぶと
浮かんでくる 母ちゃんの顔
外出るか いや無理だ
そんな僕を 叱っている

ヒッキーロード
この道 ずっと逝けば
人生オワタな 気がする
ヒッキーロード

どんな挫けそうな時だって
決して 部屋から出ないで
心なしか 肌が白くなっていく
思い出 消すため

ハロワロード
この道 職につづいても
僕は 行かないさ
行けない ハロワロード
ヒッキーロード
明日は いつもの僕さ
戻りたい 戻れない
さよなら ハッピーロード
posted by moge at 23:53 | Comment(5) | チラ裏

古いちっさいモニタにさよならして新しいデッカいテレビをお迎えした

チラシの裏@801板 四百四十七枚目
ttp://pele.bbspink.com/test/read.cgi/801/1340552407/
@801板

387 :風と木の名無しさん:2012/06/27(水) 21:59:32.79 ID:yBOCPFvUi
古いちっさいモニタにさよならして
新しいデッカいテレビをお迎えした
ついでにゲーム用にD端子のケーブルも買ってさっそくゲームプレイしてみた
すげえええ画面のあんなとここんなとこがくっきりだわよ
今までゲーム内のグラフィックのキャラの眼が死んでると思ってたのに
モニタがショボすぎて眼のハイライトが潰れていた事が発覚した
しかし何より特定の男キャラのズボンの尻側の縫い合わせの線が
クッキリ見えて嬉しすぎるテレビ買って良かったァッ!
尻神様はここにおらしたんじゃなあうへへ

posted by moge at 23:50 | Comment(6) | チラ裏

幸運が過ぎて不幸を引き寄せる少女の妄想

人に言えないような恥ずかしい妄想をするスレ12
ttp://kohada.2ch.net/test/read.cgi/wmotenai/1326534380/611
@喪女板

611 彼氏いない歴774年 sage 2012/06/27(水) 22:30:50.61 ID:Lix09HPO
幸運が過ぎて不幸を引き寄せる少女の妄想が止まらない

少女の名前はモコ
富豪の家に生まれた一人娘
モコを産み亡くなった母の面影を強く持ち、モコもまた病気がちな弱い体の持ち主であった
それゆえに父はお抱えの魔術師たちへ「モコに尽きる事のない幸福を与えること」を命ずる
まるでおとぎ話のお姫様のように、魔術師たちは思い思いの形であまりあるほどの加護を与えた
中でも、彼らの中で最も腕の立つ魔術師が与えた物は父に絶賛された

「この世の誰よりも幸運である事」

それが彼が彼女に与えた加護だった
くじを引けば大吉、「うっかり」躓いて転ぶなど不可能の域
賭けに挑めば必ず当たり、「嫌な予感」も必ず当たる
そして、彼女が望んだものはどんな形であれ「必ず手に入る」
たとえそれが、他人のものであろうとも、他人を傷つける事になろうとも
まるでおとぎ話のような幸運が次々と彼女の手の中に落ちてくる
そして少女はこの世のすべてを手に入れんとする傲慢・強欲な女に……


…ならなかった


612 彼氏いない歴774年 sage 2012/06/27(水) 22:33:38.86 ID:Lix09HPO
少女は絶望した
自分のせいで、自分の幸運ゆえに、誰かの懐から宝物を奪っていると気付いたために
自分の手の中にあるお気に入りのブローチだって、めぐりめぐって自分の元にやって
きたけれど、これはもしかしたらどこかの少女の宝物だったのではないか?

少女は絶望した
自分のせいで、自分の幸運ゆえに、誰かを不運な人間にしているのだと気付いたために

次第に少女は父の制止も聞かず部屋にこもるようになった
しかしそれも長くは続かなかった
「こうすれば、誰も不幸せにはならない…けれど、私、一人ではさみしい…」
まだまだ幼い少女には、自分に罰を課することなど到底無理な話だった


「誰か、私のともだちになってほしい」

そう、少女は願ってしまった

少女の願いは叶えられる なぜなら少女は幸運だから

部屋中に光があふれ、静かに消えた時、少女の前には一人の青年がいた
甲冑を着ている所を見ると騎士だろうか

「初めまして、私の主」

青年は穏やかに笑って、驚く少女に跪き、そっと小さな手を取った
少女は幸運のあまりに、彼を「引き寄せて」しまったのである
青年はかつて栄えた亡国の騎士であった、と言った
死してなお何度もこうやって何者かに召喚され、戦ってきたのだ、と
そして「さみしい」と嘆く少女に引き寄せられて、ここに来たのだ、と
彼もまた「さみしい」と思っていたのだ…と

「なら、私達、おんなじね」
「ええ、そうですね」

何百人・何千人を屠ってきた寂しがりの騎士と、
何百人・何千人を不運に追い込んだ幸せでひとりぼっちの少女
二人はこうして出会ったのだった



シドニアの騎士 8 (アフタヌーンKC)
posted by moge at 23:49 | Comment(10) | 妄想

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