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@喪女板
68 1/2 sage 2012/02/08(水) 10:23:09.03 ID:VLMIikff
よく好きな虹キャラを絡ませた報われない妄想をする。
虹キャラと喪子は紆余曲折の末に結ばれ、幸せの真っ只中にいた。
が、時代は戦に呑まれ、混沌の中で虹キャラと喪子は離れ離れに。
喪子は死んでしまったのでは…と落胆する虹キャラを慰める原作主人公。
徐々に彼らは距離を縮めていき、とうとう恋仲に発展してしまった。
一方喪子は軍に捕縛され、その特異体質から様々な薬物実験の素体とされる。
不死の身体を得たものの、肌が爛れ理性は崩壊し、
既に人としての尊厳は失われていた。
戦は激化していく一方、喪子は実戦投入される。
幾百の殺戮を繰り返し、醜い体を引きずって乗り越えた戦線の先、
虹キャラと喪子の再会は果たされる。
虹「…!?喪子…か…!?」
喪子は答えない。言葉を言葉として認識する理性も残っていない。
ただひたすら目の前の生命が沈黙するまで、猛攻で虹キャラを追い立てる。
頸脈を千切られても心臓を貫かれても、脳を貫かれても喪子が死ぬことはない。
――ここまでか。
喪子が虹キャラの剣を弾き、鋭眼を光らせる。
喪子を化け物に変えてしまったこと、喪子を守りきれなかったこと、
喪子が生きていることを信じて続けることができなかったこと、
様々な後悔の最中、虹キャラは絶命を覚悟した。はずだった。
69 2/2 sage 2012/02/08(水) 10:24:16.55 ID:VLMIikff
しかし最後の一撃は振り下ろされなかった。
虹キャラの援軍が到着し、近代兵器で喪子の体を吹き飛ばしたのだ。
そしてそれまで沈黙を貫いていた喪子が、かつての恋人、
そして彼らの仲間に猛攻を受けたことで、狂気の絶叫を上げ始める。
何の痛みにあえいでいるのかは誰にも知れない。
援軍が到着してからというものの、喪子は防戦すらままならずに、
ただ一方的な暴虐を受け入れるしかなかった。
いかに不死と言えど、四肢を引き千切られ強大な砲撃を何度も浴びては、
肉体の崩壊は避けられない。
その様子を呆然と見つめる虹キャラ。
人の首と胴体を象った不死の化物。
かつての温和で優しげな喪子の影貌はどこにもない。
ただ愛してやまなかった恋人の幻影を、虹キャラだけが見つめていた。
喪子の肉体全てを砕かんと一斉放射の号令が響く。
最期に喪子が何を叫んだのか、
激しい銃撃音に掻き消され誰も聞き取ることが出来なかった。
虹キャラの心に爪痕だけを残し、喪子の記憶は時代の流れと共に風化していく。
みたいな。死ぬほど中二病な妄想。
がんばっているのに報われない人のための「認められる!」技術