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@喪女板
442 名前:彼氏いない歴774年[] 投稿日:2010/11/01(月) 09:10:42 ID:EepbCl6/
サンタクロースとソリに乗って子ども達にプレゼントを届ける妄想をしてる。
サンタクロースの大きな暖かいコートを一着借りて、空気が澄んだイブの星空を
ゆっくりとすべっていく。喪子は降り立ったサンタクロースの足跡やソリの跡を
馴らす事と子ども達を眠らせる粉を振り撒く係で、どうしても毎年イブはゆっくり眠れない。
サンタクロースは何百年もの間この仕事を続けているので、眠らなくてもなんともないようだ。
「喪子さん、喪子さん」
「……えっ?」
いつの間にか空が白けてきている。どうやらソリの上で眠ってしまったらしい。
情けなくなって俯いていると、膝の上にひとつラッピングされた小さなプレゼントが置かれた。
見上げると優しく微笑んだサンタクロースと目が合う。
「メリークリスマス、喪子さん」
太陽が昇ってきた。綺麗な朝焼けで眩しい。
起きてきた子ども達が歓声をあげるのも、もうすこしだ。
イエスとサンタクロースの秘密