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@喪女板
179 名前:彼氏いない歴774年[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 16:01:10 ID:LMO6pLe2
アダムスファミリーみたいなモンスター一族の一員な妄想。
モジョスは生まれて間もなく孤児として拾われずっと施設で育って来た。
真っ黒なくせ毛で陰気な雰囲気のモジョスは施設の職員にも子供達にも嫌われ
いじめを受けていていつも一人で隠れては大好きな本を読んでいた。
本の中の物語のように、優しい家族がいつか迎えにきてくれる事を
夢見て日々を耐え凌ぐモジョス。
そんなある日モジョスの家族が見つかったと知らせが来る。
職員にせかされて今まで着ていたお古のボロ切れの様な服から
新品の綺麗な洋服に着替え家族と再会する。
孤児院の院長で待っていたモジョスの家族は、皆モジョスと同じ様な黒髪と
病的なまでの白い肌をしているものの皆一様に美形だった。
家族は涙を流してモジョスとの再会を喜んでくれた。
優しい母と紳士な父、可憐な姉と物静かな兄に囲まれて生家に戻って来たモジョス。
郊外の広大な面積の中に建つ大きな屋敷。建物が古いせいかやや陰気な感じはするが
そこは今までモジョスが生きて来た環境とは全く違った世界だった。
モジョスの為に一族全員と知人らが集まって、再会を祝うパーティーをするからと
屋敷の中に案内されるモジョス。
顔に傷のある大男だけど優しい目をした執事に
恭しくエスコートされ大広間に入ったモジョスは絶句する。
黒を基調とした重々しいが華やかな飾り付けがされた大広間の中、
着飾った大勢の人間がモジョスに視線を向け歓喜の声を挙げた。
「…仮装パーティーなの?」
思わず疑問を声に出してしまう。
そこに集まった一同はみんな、モンスターやゴーストみたいなホラーゴシックな一族だったのだ。
初めは恐怖を覚えていたモジョスも周囲の人間と触れ合う内にその環境に慣れ、
一族の血を受け継いでいる事を存分に発揮し始めていく。
拷問具や魔術具や闇の書物に囲まれ、恋や友情、様々な問題に襲われつつも
異形の優しい人々に囲まれ、当人達にとっては充実した日々を過ごしていく。