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@801板
572 名前: 風と木の名無しさん [sage] 投稿日: 2010/07/03(土) 17:59:27 ID:zd5K7ZzFO
高校時代のあほも
A:野球部主将、175くらい、頭いいけどバカ
B:可愛らしい顔つき、165前後、とんでもないS
AはBを名字+くん、BはAを名前呼び捨てで呼んでいた。
普段からAはとにかくBにデレデレで、
それを突っぱねるBにまたデレデレするAってのが日常的な光景だった。
文化祭の準備で空き教室にて私を含めた3人で作業してたんだが、
Bは課題を片付けるために完徹したらしくかなりボーっとしていた。
地べたに座っての作業だったんで、そのまま寝転がってみたり
もぞもぞしてるBを見ながら
「なになに眠いんか?こっちおいで^^おじさんが膝枕したるやん」
と手招きするA。
普段なら絶対に悪態つくところなのに、「んー」と唸りながら
ハイハイでAに近づきそのまま太股にダイブするB。
そしたら予想外すぎたらしく、
「いやいやいやいや、ちょ、Bくんどないしてん」
「え、いや、あ、あの、アカンて。アカン、それは、反則やで、知ってるか、反則や」
「アカンアカン、アカンよな私さん、これアカンよな?」
「ちょおお、待って、ほんまアカン、アカンねん!うおおおおおおお」
と真っ赤になってテンパりまくるA。
Bは小さい声で「うっさい」と言ったきり眠ってしまったらしく、
Aが非常に悶々としていた。
わたしはゲラゲラ笑いながらちょっと二人きりにしてやろうと
飲み物買いに行ったんだが、帰ってくるとすごい穏やかな表情で
Bの髪を撫でるAが見えたもんだからそのまま教室に入れずに他パートの加勢に行った。
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