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@喪女板
16 名前: 彼氏いない歴774年 [sage] 投稿日: 2010/07/27(火) 15:21:38 ID:4O8O4y9j
ありきたりだけど推理小説とかである古本屋の店主が名探偵な妄想で、
その店のたった一人の従業員な妄想が楽し過ぎる。
店主は活字中毒で身なりに頓着しない人でいつもふらふらとしている昼行灯。
でも知識が豊富でやたら人脈が広くいつも色々な所から相談を持ち込まれたり、
事件に巻き込まれたりしてそれを解決していく。
喪子はそんな店主のいる古本屋で働いている。
働いている古本屋はどこの町でもありそうな、町の中心から
少し離れた所にひっそりといつからあるかも分からない様な
多種多様な古書の積まれた小さな普通の店。
店主の祖父のから孫へと引き継がれたもの。
もちろん客も滅多に来なくて、店主は奥に置かれた
小さな古ぼけたソファで寝転んでいつも本を読んでいる。
基本的に店の管理や接客、近所付き合いをするのは喪子の仕事で、気がつくと
いなくなる店主に呆れながらも好きな本に囲まれて日々それなりに忙しく
それなりに楽しく過ごしている。
近所には古くからある個人商店も多く、それらのお店で働いていた年配の人は
店主を子供の時から知っていて、よく気に掛けたり説教をしたり差し入れを
くれたり世間話をしに訪れたりもする。
二人は初対面の人に兄弟や夫婦だと
間違われたりする事も多いが、喪子は力強く否定している。
ふらふらしてる店主の世話を焼いていて遠慮も何もない関係だけど、過去に
なんか訳ありそうな店主については店の経営に迷惑をかけなければ別に
どうでもいいと深く立ち入る事はしない。
事件に関わる中で店主の過去を匂わす出来事や、店主の発言も出てくるけど
あくまで「話したいなら聞きますよ?」というスタンスで店主は「いいや、ありがとう」と
語る事は無い。
やりきれない事件解決後に喪子が落ち込んでしまった時だけ
店主自らお茶を入れてくれ、ささやかなお茶会が開かれる。
その内店主の幼馴染みの刑事とかが出て来てお茶を飲みつつ不思議な事件の
相談を持ち込まれたり、過去のある事件がきっかけで別れてしまった美人な
店主の元恋人と事件の捜査中に再会し、実はまだ店主の事が好きな元恋人が
常連になり喪子と話友達になったり、店主と因縁のある男が現れ喪子も巻き込んで
度々対立する 展開になったりする。
喪子が片思いしてた人が犯人になって店主がそれを解決まで黙ってて
「なんで言ってくれなかったんですか」「…ごめんな」つって泣いてる喪子の頭を
ポンポンと叩いてくれたり。
なんか兄と妹みたいな感じがいいな。
基本的にはのんびりとした感じで小さな事件を解決して、
お礼に貰った高級菓子に上機嫌になる日常。
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