ttp://human7.2ch.net/test/read.cgi/wmotenai/1188213189/l50
725 名前: 彼氏いない歴774年 [sage] 投稿日: 2008/03/29(土) 01:35:42 ID:flqeri3y
私はドラゴン。
まだ小さいけど、他のドラゴンたちと同じように
空を飛んだり火を吐いたり出来る。
力試しに挑んでくる馬鹿な人間を相手してやったり、近所の村を
襲って遊ぶ他のドラゴンたちとは違って私はある人間たちと一緒に
冒険をしている。
人間たちが呼ぶところの勇者の青年と、亡国の姫である魔法使いの娘と一緒に。
私は別に彼らに鎖で捕らわれてるワケではなく、面白そうだったので付いて
いってあげてるだけ。
なんて、ホントは群れからはぐれた私を勇者が拾ってくれた。
普段『野宿するから見張りやってろ』とか『夕メシ捕ってこい』とか
ドラゴン使いが荒いヤツだけど薪に火をつけるくらいしか能の無い私でも
真っ先に敵から守ってくれたり、ちょっとクシャミで煙はいたくらいで
『寒いのか?こっちこいよ』って毛布に入れてくれたりする良いヤツだったりする。
亡国の姫は旅の途中で亡国の騎士団と出会い、国を復興。
勇者に王の座が贈られることになった。
私要らないよね。
旅しないならドラゴン要らないよね。
てかドラゴン従えてる王様なんて、この世界じゃいいイメージじゃないし。
あ、いいこと考えた。私狂ったふりして勇者に殺されればよくね?
頃合見計らって魔力つかって大きくなって、二人に火を噴きかけた。
あれ、私結構ノリいくね?
・・・狂ったフリじゃなくて、私実は嫉妬してるんじゃ・・・
私はドラゴンのプライドを保つ・・・という尤もらしい理由をつけて
半径100kmを火の海にして勇者も姫も国も何もかも燃やし尽くして自害した。
・・・・・実は昨日見た夢から妄想。
ドラゴン飼う妄想はよくするけど、自分が竜になる発想は無かった。